リフォームのきっかけ
一戸建てにお住まいだった80代と70代のご夫婦が、これからの生活の安全性や利便性を考えて、地元の駅に近い中古マンションをフルリノベーションして転居されることに。
リフォームSTORY
将来の事を考えて、二人でシニアホームに入居することも検討されましたが、友人知人達の住む土地からは離れ難く、又コロナの影響で、ホームに入るとなかなか外部との交流が出来なくなることも考え、家族やヘルパーの助けを借りながら、もう一度二人の住まいを造ろうと決心。
リフォームにあたっては、バリアフリーを配慮し安心安全に快適に過ごせることは本より、お二人が穏やかに、そして楽しく暮らせる住まいになるようプランしました。
【安心安全に】
・お互いの様子がなるべく確認できるように、LDKから洗面所や浴室の様子が感じられるように計画。
・手摺は、必要な各所に取付けて安全に。
・和室の段差や敷居を撤去し、床はコルク、畳、カーペット、クッション性のある床板などを使い、転倒した時の危険を少なくする。
・収納は倒れる心配のある背の高い家具は置かず、造り付けにする。
・ガスコンロは鍋が無いと点火しない安全性の高い物を選択。
・夜も安心して歩行できるように、寝室の壁には連続した手摺を取付る。
【快適に】
・内窓を殆どの窓に取付け、断熱気密性をUP。家の中の温度差をなるべく無くして過ごしやすくする。
・食洗器、レンジフード、浴室の床ワイパー、掃除しやすいトイレなど、家事負担の軽減を図る。
・キッチンは、夫婦で、子供たちと、ヘルパーさんと等、数人で立っても使い易いレイアウトに。
・水回りや寝室の壁は珪藻土にし、調湿や空気環境を整える。
・照明は手元だけを照らしたり、全体を明るくしたりなどシーンに応じて使い分けできるように計画。
【楽しく!】
・家の中で一日過ごしても寛いで楽しく過ごせるように、LDKは視覚的に和室も取り込み、広々と感じられるような空間に。
・和室の床の間は、花や植物好きの奥様が、生け花や掛け軸で季節を感じられるスペースに。先日は友人達とミニお茶会を催されたとのこと。
・キッチンの壁に収集したカップを並べる飾り棚を設け、リビングや寝室にはお気に入りの絵画が映えるように壁を配置。ご主人は来客時にカップを選んでもらい、コーヒーでおもてなしするのが楽しみになったそうです。
お客様の感想
バリアフリー等の機能面だけでなく、明るく開放的な空間設計や、私達の生活スタイルに合わせて細部まで配慮されたプランのおかげで、快適で豊かな生活を楽しめそうです。